19歳 森 大翔の多彩な音楽性と今紡ぎ出すメッセージが詰め込まれた1stアルバム。
全9曲に、“Prologue〜drift ice〜”と“Epilogue〜evening calm〜”を加えた形で、デジタル・CDでリリースされる。
CDには、ボーナストラックとして既発曲「日日」「君の目を見てると」の2曲も収録。
「69 Jewel Beetle」
2023/5/31 Release!
価格:¥2,000(tax in)
本当に凄い体験をした時、僕は大抵笑ってしまうのですが、大翔くんと初めて会って、演奏を見たり聴いたりした時も、大笑いしました。
テクニックがどうのこうの、ではなく、楽器と一心同体な彼の音楽は稀有であり、そして希望であり、音楽シーンにとって嬉しい驚きです。
山崎洋一郎
もう都市も地方も、デジタルもアナログも、その違いに大した意味はない。
知床・羅臼からギターを弾きながらやってきた19歳の森大翔が歌い奏でる音楽は、今の時代の新しいナチュラルを響かせている。
(MUSICA / VIVA LA ROCK)
僕らがスーパースターに見出すのは「超越」である。
これは「ちっぽけな自分」や「ダメな自分」という、自らが堕落していることを前提に、それを凌駕する存在としてストイックさを極めながら結果を残す者たちにスーパースターという偶像を見出すということである。現在この国では大谷翔平がスーパースターとしての圧倒的な象徴だが、彼は今までの海外で結果を残したスーパースターのようにストイックさが前面に出ている訳ではなく、それ以上に「夢」が全身から溢れ出ているところに凄みがある。つまり、本当に自由な存在としての新しい時代のスーパースターなのである。
森大翔。森と大と翔という、奔放さしか字面から感じられない本名を持つ19歳。 知床出身、家から国後島が見えたり、鯱や熊と共存しながら青年になった経緯。あらゆるものがナショナルジオグラフィック過ぎて、普通に考えるとプロフィール負けしてしまいそうだが、大翔はそんな大地を凌駕するほど奔放で自由な人間、音楽アーティストだ。ギターの音からは無限を象徴する宇宙が感じられるし、ポップでもブルースでもなんでも無心で食べて「音楽最高!」という満願の表情そのままを楽曲にしているようなアルバムからは、自由さしか響いてこない。
今はまだライヴハウスでしか彼のライヴは見れないが、僕がライヴを見た時に感じたのは、活火山の火口とか生まれたての子馬が立ち上がる瞬間とか、そういった「圧倒的」という概念を超える衝動だった。
僕らはちっぽけな人間だ。森大翔もきっとそう。だけど全てはそんなちっぽけな人間がちっぽけなまま進撃していく中から始まっていく。
森大翔には夢を託せる大きな何かがある。そんなとんでもない未完の大器が、音楽シーンもしくはシーンを飛び越えた場所でのスーパースターになるか、もしくは知る人ぞ知るスーパースターになるかどうかはわからない。しかしどちらにしろ、森大翔は名前以上のポテンシャルを持った無限の存在、夢そのものである。
– Comment –
去年の4月に上京してから作り始めたこのアルバムの中にはいろんな色合いの自分がいます。
自分を鼓舞したり慰めたり、新しい出会いにときめいたり、ふとした疑問を世の中に問いかけたり…
いろんなエッセンスを取り入れてどの楽曲にも偽りのない自分の気持ちを込めたカラフルで宝石(玉虫)のような作品になったような気がします。
6月9日に生まれ、まだまだ未熟な僕がギター6弦で奏でた全9曲のアルバム“69 Jewel Beetle”をぜひ聴いてみてください。